シェア研修の初日でした。
ここから一ヵ月弱行われる研修に向けてのオリエンテーリングと心構えについての講義のあと、マナー研修が行われました。
まずこの研修の目的について浦野さんからお話がありました。この研修は「30年後もビジネスマンとして生きていけるような人材を育てる」「IT業界における競争、協同を生み出す」ためのものであるということ、また、この研修は決して何かを教えてもらうのを、口を開けて待つという形ではないということ、リーダーシップと主体性を持ち臨むことについての言及でした。これだけ生きていてきちんと高等教育も受けてきた我々は、この研修、もしくはもしかしたらこれからの業務でも、本当に純粋に初めて取り込む作業は何一つないのだと思います。それをいかに組織に利益を生みだせるレベルまで引き上げられるかということなのでしょう。各社人事担当者の方々の紹介時のお話での「生かすも殺すも自分次第」というのが実感とともに響きました。
続いて自己紹介。これは本当に今日一日の間で大いに感じたことなのですが、入社直後のこの時期でも社風というか、各社の新入社員が持つ空気というものはあるもので、熱量の出し方、手法の違いとでも言えばいいのでしょうか。これだけでもシェア研修に参加させていただいている意義があると感じました。
マナー研修の前にもう一つ、研修を通じての効果的な定着メソッドとして「LITE」が紹介されました。これは「教えることで学ぶ」こと、自らが得たインプットを説明するという形でアウトプットすることで、その過程で思考が整理されて知識が定着するというものです。これに関してはたまたま高校野球部時代に散々言われていたことで、以後実行にも移していたし実感として理解はあったのですが、改めて「教えること」を意識して話を聞く体験をさせてもらうと、そうでないときとの差が顕著に見えて、とても興味深い体験でした。この日報もその一つだと思いますが、書かないでいるときとの学習効果の違いははっきり見えてくるのだろうと感じています。
マナー研修は、今日は身だしなみ・挨拶・姿勢・敬語・電話応対までが行われました。先述したように、私たちの中に「マナーに気を付けなければならない」場面に遭遇したことがない人は誰一人としていませんが、「ビジネスマナー」というものはそれとは別物のようにまで感じられました。今回研修を受けるにあたって、「ビジネスマナーというものはなぜこれほどまでにカッチリと定められていて、なぜこれほどまでにマナー研修に時間を取るのだろうか」という疑問への自分なりの解答を見つけられたらいいなと思っていたのですが、今日の内容を受けて、特に親しいわけでもない人と「組織の利益」というものを背負ってコミュニケーションをとるとなると何かを共有することが必要で、その「何か」の最も簡便で効果的なものが「ビジネスマナー」なのかもしれないと考えました。電話応対に関しては、皆が皆これほどまでにできないものなのかと本当に驚愕に近い感情を覚えました。
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