※こちらのブログの情報は、2010年時点のUSTREAMの状況に従って記載されたものです。現在(加筆時2013年4月)には、すでにAVCHD方式のビデオで何ら問題なくUSTREAM配信が可能です。ちなみに弊社ではAVCHDカメラからAVケーブル(コンポジット=黃赤白のもの)で、ビデオキャプチャ(MVCP-02という4000円ほどのものを使っています)につなぎ、PCのUSBに接続することが多く、これがもっとも手軽ではないかなと思います。音声は会場のマイクからラインを取ることが出来れば最適ですが、そうでない場合、前述のコンポジットに赤白もつないでしまいます。もちろん大切な配信の時はカメラを複数台用意するなど、やや設備を増やしますが、普通の会社説明会を配信しようとするときは、上記の程度で十分であると思います。(以上、2013年4月追記)
これからUSTREAM中継のための機材を揃えようとしている場合、カメラの準備にご注意ください。というのが今回のテーマ。
結論は「AVCHD方式=現在のホームカメラとして一般的な、HDDなどに記録するタイプ=は、USTREAMでは使えません」---ということで、ご注意ください。
当社の会社説明会のUSTREAM配信は、Webカメラではなく、中級レベルのビデオカメラで行っていました。(Webカメラに比べて、ズームなどの操作が便利なので)いわゆる家庭用のDVテープで録画するタイプのものです。
現在出回っている最新型のビデオカメラはHDD録画が主流だと思いますが、そのほとんどがAVCHDという規格を採用しています。そして厄介なのは、USTREAMがサポートしている「HD」が、HDV経由でなければならなず、AVCHDだと映像を認識さえしてくれないということなのです。
これはUSTREAM云々というよりも、PCとAVCHDという規格との相性の問題が大きくて、Skypeでも同様に映像を認識してくれない。
だから、USTREAMでライブ中継を考えている場合に、「画像のクオリティをあげるため、いいビデオカメラを買うぞ!」と意気込むのは、ちょっと気をつけたほうが良い。特にHDD録画のビデオカメラは、ほぼ100%、AVCHDのはずなのでUSTREAMやらSkypeやらには(そのまま単体では)使えないです。
このあたりの参考にさせていただいたブログ↓
HDVとAVCHD初級編 via kwout
ただ、最新のビデオカメラを購入してしまった場合でも、「AVCHD→HDV変換」という方法はあって、ここに関してはあの勝間さんのブログがもっとも分かりやすい!
勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: USTREAM、適宜放送中です。HDV放送まで、成功しました。 via kwout
USTREAMの取り扱い以外を考えても、HDD型のビデオカメラ(AVCHD)に録画した映像は、PCで編集することについてのハードルが高い。どうやらこのAVCHDという規格は、「家電」の範囲で利便性を追求しているものらしく、これがいったんPCとの連携ということになると、USTREAMしかり、単純に編集することさえしかりで、PCの存在ありきで考えた際には、用途的にあまりお勧めできないもののよう。
もちろん、その対応策はいろいろ出ているようなので検討の余地はある。ただ、初心者が手を出すとしたら、やっぱりDVテープ使用のHDV形式で行うのがよさそうです。
対応のもろもろは、ITmedia +Dの記事を検索してみると、いっぱい出てくる。そもそも使いづらいものという前提があるから、それが「使いやすい」ということで差別化要因になっていたりするんですよね。
文責:人事・採用担当 浦野
コメント