面接という限定された場において「再現されるリアル」を確認するため、採用担当者は面接スキルを磨いてきたり、手法に凝ってみたりして、時には間違った方向に走っちゃったり(笑)してきました。
でも、コンピテンシー面接やら焼肉面接やら飲み会面接やらをしてみても、控え室の様子をのぞいたりしつつグループワークをしたりしてみても、結局のところ「就職活動」という限定された場面設定(≒半フィクションの世界)で「リアル」を引き出そうとしているという、大くくりのところの矛盾は変えようがないのだと、ここのところつくづく思います。
そう感じるのは、twitterやfacebookなどに代表されるWebのソーシャル化が、そのような矛盾を抱えざるを得なかった方法論を、ことごとく相対化している様子がいくつも目に入るようになってきたからです。企業と学生のコミュニケーションに、時間的制約や地理的制約がなくなってきていて、これまでの制約を生んでいた前提が前提ではなくなっています。
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